適当に歩いたりしたら日記


by atumomo
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
・07:40
 え~。昨日に引き続いて遠出することに。
 理由はだんじり祭りも2日目で騒がしいし、昨日買ったJR乗り放題パスも金額分使って無いから。
 しかしまだ足が痛いので昨日のようにハードに歩き回るのは控えるつもりではある。
 ということで今日は5時半ごろに起きて朝飯食って荷物の準備をして6時半過ぎに出発、JR久米田~天王寺~三輪に向かう予定。
 ということで、とりあえずの目的地は大神神社。
 その後どうするかだが、基本的には京都の方に向かうつもり。
 てな辺りで一旦終了。

・09:04
 三輪駅に到着。地図を見ると大神神社へは線路を越えて山側に行くんだが、大鳥居は改札を出て真っすぐ伸びる道を行くらしい。
 ということで、まずは大鳥居へ。
 やや開けた場所に出ると、向こうの方に鳥居が見える。確かにまぁ、デカいが熊野本宮の大鳥居に比べると小さいような。
 んで、進みながら適当なところで写真を撮り、足元の写真を撮り、更に鳥居をくぐってから山が入るように写真を撮ってから改めて神社へと向かう。
e0270645_1938395.jpg

e0270645_19382540.jpg

e0270645_19384340.jpg

 しかし、車が多い。今日が3連休の真ん中ってこともあるんだろうが。
 とか思いつつ歩いてると道端に幟がずらっと並んでて「~祭り」みたいなことが書いてあるんで、何かしらの行事がある日なんだろうな。
 そして普通の鳥居をくぐって境内に入ったが……。
e0270645_1939737.jpg

 さすが日本有数の神域。中に入ったとたん、澄み切った空気を感じる。
e0270645_19392569.jpg

e0270645_19400100.jpg

e0270645_19402738.jpg

 そこから本殿に入って参拝をし、看板に書かれた地図を元にあちこち回ろうと、まずは本殿の左側に向かう。
 途中、ハイキングらしき一団を見つけたが、ここもコースに入ってるんだろうか? 標識を見ると何やら「山の辺の道」とか書いてある。たぶんこれがコースの名前なんだろう。
 そして小さい立て看板を見つけたので右に折れてそっちに向かうと小さめの社が。
e0270645_19405390.jpg

e0270645_1941155.jpg

 立て看板を見ると「神座日向神社」と書いてある。そしてその説明書きの右下に2次元バーコードが。
 何か情報が手に入るのか? と携帯でバーコードを読み取るとどうやらこの神社を紹介してる公式サイトに飛べるらしい。
 まぁ、何とも現代的というか。

 とりあえず、お高いんでしょうねぇ(開発費用が)

 とは思った。
 そこからまた道を戻って右側に進むとお寺「平等寺」を見つけたんで中に入ろうとする。
 と、入り口の柱に何やらチラシのようなものが。
e0270645_1942765.jpg

 行事の案内かなにかか? と思って近くまで寄ってよく見てみると……。

 放射能がどうたら~

 ? よくわからんが原発反対、とかそういうのだろうか? 人の命を救う宗教としてはストップ!放射能、ということなんだろうか。
 まぁ、とりあえず見なかったことにして中に入り、あちこち見て回る。
 右側に行くと滝があるってんで見に行くと、着替えをする小屋? とチョロチョロと流れ落ちる滝があった。

 ん~、コンパクトっすねぇ。

 一通り見たんで外に出ようとしたら、どこから来たのが5歳くらいの子供が小さい自転車に乗って現れた。何やら境内を走り回っている。きっとこの寺の子なんだろうが、何ともシュールな光景だ。いや、宗教が生活に溶け込んでいる、と言うべき? か。
 そして寺を出て、左に曲がって軽い坂を上る。しばらく行くと、「竹・作物を採るな」「イノシシの罠があるから入るな」等の看板があちこちにある。よっぽど盗っ人がいるんだろうか。
 そうこうするうちに道の突き当たりにたどり着く。そこは小さな祠「大行事社」で、白装束が5人いてひざまづいて何やら勤行をしているのか、時折叫び声も聞こえる。
 む~、邪魔するのも悪いな。ということで、そのまま引き返す。てか、あんなん生で見るの初めてだわ。
 てことで本堂まで引き返し、今度は左側に向かう。
 すると、さっきはいなかった(ような気がする)ハイキングらしい集団があちこちに。この辺りも「山の辺の道」の範囲内なのかね?
 そして、左側の道に居並ぶようにして存在する社がなんなのか確認しつつ進み、突き当たりにたどり着く。
 だが、ハイキングコースはそのまま真っすぐ続いてるようだ。
 とりあえず今日はここを参拝したらまた電車で移動するつもりなんでそっちには行かず、右に曲がって奥に進む。
 その突き当たりは山の中に入ってご神体(ここは山そのものがご神体)を拝みに行く人達が手に手に杖を持って順番待ち? をしているようだった。
 更に奥には受付窓口があるらしく、名前やら電話番号を書く必要があるとか。
 で、今受付中の3人が係員? から説明を受けている。
 右側が出入り口になってるらしく、坂を登る人、降りてくる人、手前で待機してる人などがいた。
 今、ここにいて順番を待ってるのは30人くらいいるのか?
 そして出入り口の側にある説明書きを見ると往復で4kmほどあるらしい。
 4kmか。この人だかりとその距離だと結構、時間かかりそうだな。
 ということでご神体を拝むのは諦めて引き返す。

 さて、これからどうするか。

 時計を見ると10時半前。このまま別の場所に行ってもいいが、次いつ来るかわからんのでできるだけ関係するところには行っておきたい。
 んで、ハイキングコースの方まで降りて来るとここから20分ほど行った所に桧原神社ってのがあるらしい。
 じゃまぁ、そこまでは向かうか。
 ということでハイキングコースに足を踏み入れる。
 天気はいいし、それほど暑くもないせいか、この道を歩く人達も10人くらいはいる。こっちに向かって来る人達もいるし。
 そうして社があればいちいち立ち寄りながら、道を行く。
 そういや途中、弁天さんだか竜王さんだか「八大龍王龍神神社」に寄ったら池の向こうに社があって手前にある建物の中から拝むような場所があったんだが、あそこは何か凄かったなぁ。
 一種、異様な雰囲気があったというか。
 その時もホントは建物の中に入って拝みたかったんだが、入り口は普通に閉まってるし、人の気配もない。扉を開けて中を覗いてみるが隣の扉から誰か出て来そうな気もして何か気まずいのでそのまま扉を閉めてその場を離れることに。
 まぁ、一応は建物の側から写真を撮って引き上げたが。
e0270645_19424629.jpg

e0270645_19432971.jpg

 とまぁ、そうやって寄り道しながら桧原神社に到着。参拝して一通り見て回って、さてどうするか。
 今は11時前。近くに山の辺の道の地図があったので見てみるとこのまま北上するような感じ。
 コースを見てると穴師座兵主神社ってのがあってそこの近くが巻向駅なんで、そこまでは行くか。どう考えても13時までには着くだろうし。
 ということで桧原神社を後にして山の辺の道を進む。
 しかし相変わらずハイキングに来てる人が多い。本格的な格好の一団や自分みたいに普通の格好の夫婦とか、前後10mに10人くらいはいる感じだ。まぁ、少なくとも今は地面がなだらかだしな。景色を見ながら歩く分にはいいだろう。
 とか思いつつ、ずんずんと先を進むと道が2つに別れてる。
 真っすぐの道は上り坂になっており、「笠山荒神」という立て看板が立っている。
 そして左は曲がった下り坂。別れ道に立っている標識を見ると山の辺の道は左を行くらしい。
 しかし、自分は何故か「荒神」という言葉に引っ掛かりを感じ、真っすぐ行くコトに。
 まぁ、こんな看板が立ってるんだからせいぜい20分も歩けばすむだろ、普通。

 ……とか思ったのが運の尽き。おかげで色々と酷い目にあった。ま、半分以上は自業自得だが。

 ちなみにこの辺りでの時間は11時ちょい過ぎくらい。
 そしてハイキングコースを離れ坂道を登り始めるのだが、この道はどこに繋がってるのか、やたら車が来る。確かにハイキングコースではないんだから人がいないのはわからんでもないが、4~5分に1台は登りか下りの車が来る。
 しかも道が車1台がやっという幅なんでそのたびに退避しないといけないし、結構面倒な道だった。
 そして20分ほど歩くとまた別れ道に来た。
 ここにも立て看板があり、真っすぐの道には「笠山荒神」、右の道には「巻向山 奥不動寺」とある。
e0270645_19442180.jpg

 ここで時点ですでにその「笠山荒神」はこの近くにはないんだろう、とは思っていた。
 しかしここで引き返すのは負けたような気がしてならない。
 だが、ここでまた別の場所があることがわかった。
 ならここに行ってとりあえず幕引にしてもよいのでは? もう11時半前だしな。
 との計算もあり、右の道を行くことに。
 あぁ、ちなみに。
 ここに来るまでに1組のカップルには出会った。地図を見ながら話してるところを追い抜いたからよくわからんが、道を間違えたんじゃ? ってな話をしていたのかもしれない。

 そして。

 右の道を突き進むんだが、これがまた結構な傾斜。何か昨日の「日本一のパノラマ展望所」への道を向かうような感じ。
e0270645_1945542.jpg

e0270645_19453041.jpg

 ただし、向こうみたいに道も広くなければ、木が覆い茂ってて明るくもない。更には雨が降ってたのか道を水がうっすらと流れてるし。おかげでコンクリの道がすべりそうで気が気でない。
 ただ、向こうみたいにやたら道が曲がりくねってないことだけが幸いか。あれはあれで車が通り易いように傾斜を軽減してるんだろうが。
 ここまで来るともう、今日のあちこち電車を乗り継いで乗り放題パスの元を取ろうという当初の思惑は完全に破綻した、と思わざるを得ない。
 いつものことではあるが、何でまた俺はこういった山道を見るとついつい行きたくなるんだろうか?

 昨日も思ったが、アホだな。イカれてんじゃねぇか?

 そんなことをぶつくさ言いつつ、坂を上る。
 携帯でつぶやこうとしたら、いつの間にか圏外になっていた。すでに電波が届かない所まで来てるの?
 そして、突き当たりに着いたのが11時40分過ぎ。
 確かにお寺があった。左右の広まった場所には車が4台ほど止まってたので人が来ない訳ではないのだろう。
e0270645_194608.jpg

e0270645_19461791.jpg

 いやはや、文明の利器ってのは大したもんだ。こういうことをしてると「自然に還ろう」とか言ってるアホは殺したくなるな。寝言はこんな坂を毎日行き来する生活してからにしやがれ。
 疲れてるので思わず物騒なことを考えてしまった。気を取り直して境内に入る。
 が、人はいない。ということはあの車はここの自家用車か。狭い境内なんで特に見るものもない。とりあえず参拝して引き上げることに。
 そいうや何故か、鹿威しがあったな。あの周りは庭だったのだろうか。
 帰り間際に人の声がする。右手の建物はここの家、なのか。これまた宗教が生活に溶け込んでいるのか。
 そして山手からチョロチョロと流れる水で濡れた道を慎重に下って別れ道にたどり着いたのが12時前。
 そこでタイムスタンプ代わりに「笠山荒神」の写真を撮って先へ進む。
e0270645_19464250.jpg

 しっかし、狭い道の割りには車の通りが多い。いったいこの先はどこへ繋がってるのか。
 つかそもそも、そんな車バンバン通るようなトコに神社なんてあんのか?
 謎は尽きない。
 そうして20分ほどしばらく歩くとまた「笠山荒神」の看板に遭遇。
e0270645_1947080.jpg

 …………。

 一体、この看板は幾つあるんだ。とりあえず確実に近づいてるってことなんだろうが、それなら距離なり時間なり書けってんだ。それともアレか? これは道行く人に諦めさせないように張ってる罠か何かか?

 あぁ、そうさ。見事にかかってるよ、俺は。

 とか独りごちつつ看板の写真を撮って先に進む。
 そこからまた10分後、道が急に広くなった。というか2車線になった。
e0270645_19472044.jpg

 なったはいいが、降りて来る車は大変だろうな。普通に降りて来たら車が行き違えるかどうかすら怪しいくらい狭い道が待ってるんだから。
 しかしこれ、ホントにこの先に神社なんてあんのかよ? との疑念が増々深くなる。しかも空が何かだんだん曇って来てるし。
 しかし。しかしだ。ここまで来て引き返せばきっともうここに二度と来ることはないだろう。というかリベンジのためにこんな誰も歩いてない道をまた何時間もかけて来る何ぞ……。

 普通にやりそうだけどな、実際。

 しかしまぁ、諦めて帰るのはやはり負けた気がして癪に障る。が、もう12時を過ぎてるんで現実問題帰り時間のことは考えないとならん。
 ……てことで、とりあえずもう1時間は進もう。タイムリミットは2時。それでダメなら引き返そう。
 と決めて曲がりくねった坂道を一人歩く。車は普通に走ってるけどな。俺の前後を。

 ――そして更に10分後、ようやく希望の光が――

 あった。またしても看板が。それも打ち捨てられたように地面に横倒れになって。
「笠山荒神」その下の赤い矢印に白抜きの文字で「1.5km」と。
e0270645_1947503.jpg

 後、1.5km。あぁ、よかった。看板だけでなくなったりはしてないんだな。……ないよね? 看板横に倒れてちゃんと見えないけど大丈夫だよね?

 っっっつか、最初の看板から距離書いとけや、ボケぇっ!

 ちなみにこの辺りの道は軽い下り坂。つまりはここに来るまでに山というか丘を越えた感じになる。
 なお、ここまでの経過時間は1時間半。途中、40分近く別のトコ行ってロスってることを考えるとそれほど時間はかかってないのか。気分的には2時間以上に感じるんだが。
 ということで意気揚々と道を下る。途中、向こうから走る人っぽい格好をした人がこっちに歩いてくる。
 互いに会釈をしてすれ違うが、はてあの人はどっかしら向こうから来たのか、それとも自分より先にこっちに来てまた向こうに戻るのか。
 それから5分後に5つ目の看板、更に5分後に6つ目の看板(350m標記あり)、もひとつ5分後にようやっと「笠山荒神」の石碑のある入り口にたどり着く。てか、幾つ看板置いてるんだ。小刻み過ぎだろ。
e0270645_19482888.jpg

e0270645_19484430.jpg

e0270645_1949063.jpg

 やっと着いたんでそのまま奥に入る。
 途中、休憩所のようなところにポツン、とおばちゃんが石段に腰掛けていた。
 通り過ぎる時に会釈すると向こうから話かけられた。

「なぁ、あんたどこから来たん?」
「山の辺の道の途中でここの看板があったんでそっちから」
「こっからどこ行くと近いか知ってる?」
「いえ。初めてここに来るんで」
「バス停とかどこにあるか知らん?」
「ここ降りた民家の近くにバス停の標識ありましたけど」
「そう。ありがとう」

 そして自分はそのまま奥の方へ。
 しかし神社の敷地内の割りには普通に家あるんだけど。どういうアレなんだろうね。
 道を行くと幾つか別の神社があるんで一応一通り寄って奥に進むと、

「日本第一 笠山荒神社」
e0270645_19493445.jpg

 という石柱と鳥居が目に入るのでそのまま奥に進む。
 すると石段の合間、合間に鳥居が何個も立っている。
e0270645_19512670.jpg

e0270645_19513781.jpg

e0270645_19514746.jpg

e0270645_1951596.jpg

e0270645_1952855.jpg

e0270645_19521726.jpg

e0270645_19522638.jpg

e0270645_19523616.jpg

e0270645_19524715.jpg

e0270645_19525819.jpg

e0270645_1953762.jpg

e0270645_1954249.jpg

 その鳥居の間を何度も何度も通り抜け、やっと本殿前の鳥居にたどり着く。鳥居は全部で10個くらいあったろうか? 鳥居の数え方なんぞ知らんけど。
 で、本殿に上がって参拝をして残りをグルっと回り、元の入り口に戻りつく。
e0270645_19544349.jpg

 今は13時20分ごろ。ここから今来た道を戻れば、16時までには山の辺の道の分岐点に戻れるだろう。
 と、目処を付けつつ坂道を下るとちょっと向こうに人影が。
 近づくとまた声をかけられる。当然、さっき会ったおばちゃんである。

「バス、どないでした?」
「まだ30分以上時間あるねん」
「あぁ、やっぱ1時間に1本でしょうしねぇ」
「さっき農作業してるおばあさんに聞いたら、巻向の方に向かうより初瀬に降りた方が近い言うねん」
「そうなんですか」
「せやけど、道がわからへんねん」
「地図はあそこにありまけどねぇ」
 と、笠山荒神の入り口の手前にある看板を指さす。
「あれ見てもようわからへんねん」
 と、2人して看板の前に行ってそこに書かれた道についてあぁでもない、こうでもないと話す。
 そうこうしてるうちに2人の背後の民家から2人のおばちゃんが出て来る。
 そこにこっち側のおばちゃんが話しかける。
「………」
「………」
「………」
「………」
 どうやらそこのバス停にはバスが来ないらしい。廃止されたのかね?
 道についてはやはり巻向に戻るのが早いらしい。ただし巻向に行くよりは初瀬ダムの方が距離は近いとか。無論、そこからどうやってどこに行けば帰れるのかは土地感のない自分にはわからんが。
 で、向こうのおばちゃんはこれから大神神社にお参りに行くんでこっちのおばちゃんを送ってくれるらしい。
 やれやれ、これで一件落着か。
 ということで改めて自分が向こうのおばちゃん達に話しかける。
「すみません。ちなみに初瀬への道ってどこですか?」
「あぁ、こっちの方なんやけど、わかり辛いねん」
 と、自分たちが来たのと反対方向の道を教えてくれる。

 ん~。確かに3つ道があってその真ん中か。別れ道には標識も何もないし、下りの道は真ん中と右だから、こりゃわかりにくいわ。

「ありがとうございます。じゃあ、自分はこっち行きますんで」
「えっ!? あんた、お連れさんは?」
「いや、その方とは今し方ここの道のことで相談してただけでして」
「そうんなんや……」
「じゃあ、どうもありがとうございました」

 と挨拶してその場を離れ、初瀬へ向かう道を下り始める。
 容量の問題で前半を終わる。
[PR]
# by atumomo | 2012-10-07 13:55 | 山歩き

天橋立を行って帰る

・08:00
 今回は3連休ということもあって、ちょいと遠出をして天橋立に行くことに。
 行く理由は……。何だっけ。そもそもは先月の3連休に逸本さん(マラソン伝道師)が歴史街道丹後100kmウルトラマラソンに出るとかいうのを聞いてか。
 んで、その辺りをネット地図で見てたらあぁ、確かこの辺りに元伊勢ってのがあったよなぁ。天女の羽衣とか浦島太郎とか。
 ってことで決定。そもそもこっち方面に行くこともそうそうないし。
 しかし9月の3連休は途中で酒飲んで寝てたんで結局どこへも行けずに終了。
 そんなこんなで10月の3連休が来たし、この土日は山手のだんじり祭りでのんびり家にいられないだろうから夕べ寝る前に急遽、決定。
 朝の5時からだんじり太鼓叩き初めてくれたせいで目が覚めたんで朝飯食ってから軽く準備して7時前に家を出て南海~地下鉄経由で大阪駅へ。
 そして宝塚線の篠山口行きの各停に乗ってるところである。
 このままずっと快速がこないまま終点まで行くのかねぇ。
 まぁ、特段急ぐ旅でもないんで別にいいけど。
 今、宝塚を通過したところ。

・09:33
 え~。大阪から篠山口まで行って、そこから福知山行きの電車に乗り換えたトコ。1時間半かかったのか。こりゃ大変だ。福知山に着くのは何時になることやら。
 それと、日記書いてるリナザウの電源がもう半分位になってる。減り過ぎだろ。確かに電車の中ほとんど日記書くのに使ってたけど。
 ちなみに電車の中では先週の村岡ダブルフルウルトラランニングについて書いてた。まだ現地に着くとこまでもいってないが。

・10:47
 篠山口から各停で1時間、福知山に到着。
 そこから北近畿タンゴ鉄道の特急に乗り換えて天橋立に向かう。
 ちなみに村岡の日記はようやくスタートする前辺り。

・11:25
 天橋立駅に到着。
 そこからHT03AおよびStreakのGPS測定をONにして天橋立とやらを目指す。
e0270645_13432616.jpg

e0270645_13434392.jpg

 途中で太鼓橋を渡るとデカい看板があって、目の前にある細い松に囲まれた道の向こうに元伊勢神社やら展望台やらがあるのがわかる。

 あ~、つまり今目の前にあるこの道を上から見ないと絶景にはならんわけね。

 ということでまずはこの向こう側にあるという展望台を目指して歩く。
e0270645_13435115.jpg

e0270645_13442081.jpg

 途中、神社やら何故か砲身やらがあったり、所々「~の松」みたいな看板が出てる。
 が、今ここにあるのはただの道だ。歩いてても何の面白味もない。
 ただ右側は砂浜になってて泳げるのかなぁ、とか左側は遊覧船やボートが走り回ってるなぁ、近道に使うのか。とか思うくらいしかなかった。
 そして松の並木をようやく抜けると船乗り場や土産物が見える。それを越えると鳥居が見える。
e0270645_13444994.jpg

「ここが元伊勢かぁ」
e0270645_13444247.jpg

 くらいで特に感慨もなく鳥居を抜けて境内に。
 中に入ってひとまず参拝して、おみくじとか並んでる中に本の見本が置いてある。
 なになに? 『元伊勢の秘宝と国宝海部氏系図 宮司 海部光彦 編著』1,800円
 ん~。高い。しかしここでないと買えなさそうだしなぁ。古代史に興味ある人間としては非常に興味がある……。
 まぁいい。買っちまえ。
 ということで本を購入し、そのまま左側の道を進んで傘松公園という展望台に向かうケーブルカーおよびリフトの乗り場に向かう。
 ただし自分はそんなものなど乗らず、歩いて行く積もりなのだが。
 ということで土産物屋の立ち並ぶ通りを潜り、ケーブルカー乗り場を右目に見ながらその展望台へと向かう道を探す。というか坂を登る。
 パッと見にはわかり辛いが、道の突き当たりにあるお寺の左脇に石段があるのでそれを更に登る。
e0270645_19245178.jpg

 そして後ろを振り返る。
e0270645_19255797.jpg

 ……しかし、先週も山の中を登ったり降りたりで44kmも歩いたのに今週もまた飽きもせず似たような事してるとは、我ながらアホやなぁと思いつつも石段を登る。

 けど、やっぱ好きな道を好きに行く方が気が楽でいい。

 たとえ同じように足が痛くとも。
 周りに誰もいないしな。
 ということで10分ちょいくらいで傘松公園に到着。何枚か写真を撮る。
e0270645_13453774.jpg

 しかし、これで終わってもちっとも面白くない。ということで別れ道の標識を見ると、成相寺1.1kmとあるのでここに向かうことにする。
 そして再び坂を登るのだが……。
 さっきより確実にツラい。
 そこを先行して歩いてる夫婦がいたので、適当に挨拶して追い抜く。
e0270645_19262276.jpg

 しっかし、わりと急な坂をえっちら登ってるから慣れてるんだろな。やっぱ山歩きとか流行ってるのかね。
 で、夫婦を追い抜いてから10分ほど歩いてたどり着いたのは山門で本堂はそこから更に先だという。
e0270645_19272286.jpg

 結構、スゲぇなこれ。さすが密教の寺?
 そういやここ、西国三十三札所の二十八番だとか。
 しかし左手に五重塔があるし、ちょっと向こうに弁天山展望台ってのがあるらしいんで先にそこへ行くことに。
 五重塔は割合新しい。近くの石柱を見ると平成にできたものらしい。
e0270645_19275479.jpg

 で、そこから弁天山展望台へ向かう道があるんでそこを行くことにしたんだが。
 ……どうでもいいが、ゆるめの道、きつめの道とか看板に書くなよ。思わずきつめの方を行っちまうじゃねぇか。
 で、坂を登り切ると木のベンチが2つと鉄製の展望台が見える。そこに登ると今度は鉄製のベンチが幾つかあったんで写真を何枚か撮ってからベンチに座ってしばし休憩。
e0270645_13474461.jpg

e0270645_1348082.jpg

 しかし、景色はさっきの公園よりいいんだが、曇ってるのがちょっとなぁ。

 ま、雨が降ってないだけマシか。
 ということで10分ほど休憩してから本堂へと向かう。
 と、舗装路を何台も車が行き交ってる。結構、参拝客多いのか?
 そして受付らしき場所には入館料がいるようなことが書いてある。しばし考えるが、これまた滅多に来ることは無いだろうから大人しく払って中に入る。
e0270645_13483450.jpg

 そして参拝をしてからあちこち回ってると脇道の上からマイクロバスが降りて来る。
 そういや本堂に向かう途中もバスが通ってたな。確かに巡回バスでもないと観光客は大変だ。自分が今まで通ってきた道も他に人なんていなかったし。
 しかし、車が降りて来るって事はこの先にまだ何かあるのか? と思いつつ入館料払った時にもらった小冊子を見ると……。

「日本一のパノラマ展望所(奥の院跡)」

 とある。何かスキー場っぽいことも書いてあるなぁ。
 まだ、上があるのか。まだ上が。

 …………。

 ということで、コンクリで舗装され小刻みに曲がりくねった坂道を、上下から来る車を避けつつ、何とか展望所へ。
 さすがに息が切れかけたので近くにある自販機でスポーツドリンク買って一気飲み。
 そして息を整えてから辺りを見て回る。
 自分が来た時点で車が4、5台止まってた。バスはないので巡回時間ではないのだろう。そもそも何分くらい滞在するかの問題はあるが。
e0270645_1349773.jpg

e0270645_13494233.jpg

e0270645_19283210.jpg

 で、せっかく来たんでここから見える天橋立を写真に撮り、ついでに別方向の写真も撮る。
 展望所の左手には何やらクレーンが4本ほどついた巨大タンカー? が湾内に停泊している。あっちは舞鶴なんだろうか?
 そして、自分が昇って来た道の真っすぐ突き当たりにはよくわからん輪っかが。
 何か、日輪をイメージでもしてるのかね?
e0270645_1928556.jpg

 近くにある説明書きを見ると「土器盃投げ(かわらけなげ)」で、願かけに土器? をこの輪っかに投げて通すらしい。あれか? 神社で鳥居の上に石投げるようなものか?
 しかし、肝心の土器がない。
 というか、先に来ていた観光客がそう言ってる。
 まぁ、こんなトコまで土焼いた破片を定期的に持って来るのもなぁ。

 しかし……。

 ここから天橋立を見てるとつくづく思うなぁ……。
 あんな向こうから、こんなとこまで、歩いて来たんだもんなぁ。
 アホだろ、絶対。
 それも、これからまた歩いて戻るんだぜ、ここから。
e0270645_13511276.jpg

 正気か? と我ながら思う。ま、いつものこと、だが。
 だが、ここから向こうの方を見ていて一つ、気になることがあった。
 それはスタート地点である天橋立駅の向こうにもケーブルカーらしきものが見えること。
 ……そういえば。
 天橋立に向かう途中、~展望台みたいな看板があったな。股くぐりをやる展望台(傘松公園)はこっちの方なんでてっきりそこの事だと思ってたが、実は背後にも展望台があったのか。

 行くか?

 今は13時40分過ぎ。これから向こうに戻り切ってあの坂を登る。

 ……思わず、気が遠くなるな。

 しかしまぁ、どうせ向こうには戻らないといけないんで、後は時間次第だな。
 ということで今来た道を降りる。本堂に戻る途中、何組か坂を登って来る人と行き交ったので、まったく人が通らない訳ではないのか。
 そして本堂に戻り、行きには通らなかった正面の石段を降り、山門を通過し、傘松公園に戻ったのが14時10分ごろ。
 暑いので休憩がてら茶店でソフトクリームを買う。枇杷味。しかし枇杷なんていつ食った? なんで味はよくわからず。
 そしてソフトクリームを食いながら石段を降りて籠神社へと戻る。
 途中の土産物屋で帰りの電車の中のつまみに焼き栗を買う。1,000円
 そこから籠神社の境内に入ると神社の配置図が看板になってる。それを見ると、まだ真名井神社というのに行って無いなぁ、と気づく。
 ということで、そこから境内を歩き回るが、それっぽいものは存在しない。入り口の鳥居の方まで戻って標識がないか探すと見つかりはしたが、その方面にはサッシの扉があって閉じられてる。

 どうなってるんだ?

 とは思いつつも結構足も疲れてきたし諦めるか、と神社を出て遊覧船乗り場の方へと向かう。
 船の勧誘を無視して歩くと観光用の看板がある。
 これ見りゃ場所がわからんかね? と思いつつ真名井神社を探すと……。
 あった。
 どうも籠神社を出て左がケーブルカー乗り場に向かう道なんだが、そこを右に向かうようだ。
 それがわかれば行くしかない。
 ということで再び籠神社を通り抜けて真名井神社のある方へと向かう。
 あった。
 籠神社を抜けて10分弱のところ、あまり目立たない場所に。
e0270645_13515759.jpg

 ついでにその右手にはユースホテルがあった。何やら壁のペンキを塗り替えてるようだったが、もし次来る時はここに泊まってもいいかな。
 んで境内に入って参拝し、お水がもらえるらしいのでペットボトルに積めて引き上げる。
e0270645_19294180.jpg

e0270645_1930678.jpg

 ちなみにこの真名井神社、天の羽衣伝承の発祥地とも言われ、今回の目的の一つであった。
 そこからついでに麓神社というのにも立ち寄って、遊覧船乗り場に戻る。けどこの麓神社ってのがすっかり寂れきってて誰も来ないような感じだったな。

 やはり、祭られない神は、死ぬのか。

 そこからは来た道をひたすらに戻って天橋立の駅へ。ここからどうするかしばし考えるが、風呂に入れる訳でもなし、駅の背後にある天橋立ビューランドに歩いて向かう気力も無く。
 途中、鳥がいたんで近づいて写真を。
e0270645_13531017.jpg

 次の福知山行きはだいぶ後、ということで西舞鶴行きの電車で帰りは園部~京都経由で帰ろうと電車に乗り込む。
e0270645_13533288.jpg

 ……んで、西舞鶴から綾部には着いたのだが、京都行きの特急は随分と後だし自分の乗り放題パスでは乗車料金は別に払わないとダメってことで結局、福知山に戻って宝塚線経由で戻ることに。
 なんだよ、天橋立で待ってて福知山に行った方がよかったのかよ。
 そこからは行きと同じく、福知山~篠山口~大阪着。
 で、JR乗り放題なんで大阪~天王寺~久米田に到着したのは21時頃。
 雨降っててもだんじりの太鼓が聞こえる中を傘差して帰宅。
 ……と思ったが腹減ったんで家の近くの風月でモダン焼き食って家戻って風呂入って寝たのが23時半頃だった、と。
 まぁ、3連休初日はこんな感じ。
 終わる。
 そして、今回のGPSログ
[PR]
# by atumomo | 2012-10-06 13:20 | 山歩き
≪追記≫
 村岡の完走証が来たので上げておく。
e0270645_14265286.jpg

 しかしまた文字制限に引っかかったか。長文だもんなぁ。
[PR]
# by atumomo | 2012-09-30 23:30 | ウォーキング
 今回は、スキー場とかあるハチ北とかいうのの近くで行われる村岡ダブルフルウルトラマラソンの44kmコースに参加することに。
 って、正式名称これであってたっけな。
 んで今回、無謀にも42.195kmを若干越える距離のマラソンに参加した理由は……。

 去年の5月にさかのぼる。

 去年の5月。
 たまに思いついたように山に行って歩いていた自分が、どのくらいの距離を歩けるのか試してみる、ということで伊勢志摩ツーデーウォークに参加してみた。
 そして、1日目の40kmコースの途中、25km地点当たりで左足に水ぶくれ(肉刺っていうの?)ができたのを確認しようとしゃがんだとたん、左ふくらはぎが攣り、左つま先を手前に引っ張って対処しようとしたら今後は右ふくらはぎまで攣っちゃって苦しんでるところを巡回スタッフに捕まってリタイア。
 2日目はまだ左ふくらはぎに違和感があるんで20kmに参加、雨の中を慎重に、慎重に歩いてこちらは何とか歩き切った。

 そして今年の5月。
 去年のリベンジを目指して参加したのはいいが、諸般の都合か40kmコースが33kmに短縮されていた。
 がまぁ、去年は20kmを1回だけなんで挑戦は挑戦か。
 ということで、これまた両足の裏にできた水ぶくれを破裂させた状態で33km×2を歩き終えた。
 今思うと2日目は足の筋肉痛も大概だったろうになぁ。水ぶくれ破裂の方がキツかったんで全然記憶にないな。

 んでまぁ、30kmを越える越える距離を歩けるのは確認できた。
 しかし、去年リタイアした40kmはまだ達成してない。
 さてどうするか。
 職場のマラソン伝道師、逸本さんに村岡ダブルフルの話を聞いたのは7月くらいだったろうか?
 こいつには44km、88km、100kmの3コースがあり、44kmの制限時間は9時間だとのこと。
 9時間なら時速5kmで歩き続ければ5km×9h=45km、ギリギリゴールはできる。
 それにこのレースはポイントのあちこちで食いものがあれこれ出てくるので有名だとか。
 まぁ、そういう点でもいわゆる「レース」とはちょっと違う感じで、自分のような歩く人間がいてもそれほど場違いでもないだろう。
 ということで参加を決めた。

 ……随分、前置きが長くなったな。
 まぁ、そんなこんなで迎えた9/29(土)。
 この日の12時に村岡行きのチャーターバスが出るということで、それに間に合うように準備をすませ、10時前に家を出発。
 最寄り駅近くの長崎屋で水やお菓子、ビニール合羽を買い込んで新大阪へ。
 そして11時20分辺りに新大阪駅に着いたのだが。

 ……このバスの止まってるロータリーってどこ?
 イメージ的にはJR新大阪駅の2階のタクシー止まってるトコ? とは思うが地下鉄から外に出るのに失敗したせいか反対側に行ってしまい、更にはタクシーの止まってるトコを軽く見回してもバスはいそうにない。
 幸い、交番があったんでそこで確認するとバスは1階の方だとのこと。お礼を言って1階に降りると、確かにバスで一杯だ。
 時間がないんで慌ててバスを探し、手続きやってバスに乗り込んだのが12時5分前。いやはや、ギリギリだよ。滅多にこんなトコ来ないもんな。
 で、ようやく一息つくと隣のにぃちゃんに話しかけられる。
 何でも愛知から来たそうな。去年は車で行ったらしいが、帰りは仮眠して朝帰りだったんで、今年はバスだとか。
 そして、バスは12時12分に出発。
 やることもないんでネット見たり寝てたり。
 そのうち、15分ほど休憩とのアナウンスが入る。せっかくなんでトイレ休憩。後、昼飯用意する時間がないんで何か買うことにする。
 で、一番近い所にある屋台でおどりタコ焼き、とやらを買って食う。タコって普通のタコのぶつ切りではなく、いいダコみたいなのを丸ごと入れてるっぽい。てか、タコはみ出してるし。
 しかし、これはなかなか旨かった。しかしどこで捕れたタコだ? この辺って海近いか? 地図がよくわからんが。
 てな感じで、古びたテーブルでタコ焼き食ってたら、見知った顔に遭遇。
 逸本さんと亀おやじさんであった。
 こっちのバスは15時着予定だと伝えると、「こっちの方が速いから待っとくわ」と言われる。
 バス到着地点から宿までは一応、巡回バスが出てるそうだがかなり遠そうなので送ってくれるのは助かる。こういう図ったような偶然も面白いな。

 で、逸本さん達と別れてバスに乗り込む。
 ついでに持って来たWimaxの電源を入れてみるが、電波は入らず。こりゃあ、村岡に着いても全然だろうな。ということでこれ以降のネットはHT03AのイオンSIMでいくことに。
 その後、村岡の役場? のような場所にバスが到着する。新大阪にいたバスは5台だったが、ここにいるのはもっと数が多い。確か姫路からもバスが出てたんだっけ。
 そしてやはり先に到着していた逸本さんたちと合流。参加手続きをしてパンフ等をもらい、亀おやじさんの車に乗せてもらって予約してる宿へ。
 そこでしばし休憩。
 ビールで乾杯して、後は風呂入ったり晩飯食ったり、またビール飲んだり。
 しかし自分はあんま飲んでスイッチ入ると明日参加する気がなくなるのでビール3杯で切り上げて、早めに寝ることに。

 ――しかし!

 この大会の常連さん達にとって夜はこれからであった。
 自分が布団に潜り込んでからも宴会は続き、結局みんなが眠りについたのは11時頃だったか。
 確か、100kmと88kmは朝3時起きのはずだが。
 まぁ、そんなこんなで実際に寝たのは2時間くらい? で、みんなが起き出す3時に同じく目が覚める。
 そして100kmのみんなを送り出して自分は5時までダラダラと過ごし、朝飯食って準備をして出発時間までまたダラダラと過ごす。
 当初、集合場所の役場にはお宿のおっちゃんに7時に車で送ってもらうつもりだったのだが逸本さんの走り仲間、堺のはちみつ屋さんの車に乗せてもらえることになったんで出発は8時に変更となる。
 で、やることもなくなったんで外に出て100kmを走ってる人達に声をかける。
 逸本さんはこれがマラソン100レース目で気合入ってるのか、エラく快調に飛ばしていた。
 その後、100kmに参加してる人達を全員見送ってからお宿に入って時間を待つ。

 そして。
 この時点ですでに雨が降り始めていた。

 その後8時になり、はちみち屋さんに車で集合場所まで送ってもらい、そこから更に用意されたバスに乗って44kmコースのスタート地点まで送ってもらう。
 スタートの時間は10時。そして今は9時。やることもないんでダラダラと待つ。
 スタートの場所は小学校のグラウンドなんで既に靴がドロで汚れ始めている。
 雨降ってるから走りながらつぶやけないんで携帯は濡れないようにリュックの奥にしまう。
 ただし、StreakのGPS&山路ロガーは起動させておいた。後は可能な限り記録を取ってくれるだろう。
 そしてHT03Aは腰に付けたポーチの中に外部バッテリーと共にしまう。こいつがどれだけ持つかな? いつもなら外部バッテリーで充電し出した辺りでぶっ飛ぶんだよなぁ。まぁ、雨だから熱暴走は大丈夫? だろうが。
 ちなみに今の格好は長袖のシャツの上にホラポス(チーム名)のTシャツに短パン。
 腰にポーチを付けてリュックを背負い、100均で買ったビニール合羽を着込む。
 なお、リュックには水入れたペットボトルとエアーサロンパスを横のポケットに突き刺し、中には携帯類が濡れないようにバスタオルを突っ込んでいる。
 しかし、これで9時間くらい歩いてどれくらいビチャビチャになるのか。体温低下とか大丈夫かな? 念のためにシャツは2枚来てるが。

 そのうちにアナウンスがかかり、何だと思ったら9時半にウォーキングコースがスタートするらしい。そういや、そもそもこれに参加できなかったから44kmにしたんだっけ。
 そして雨が徐々に振り出す中、ウォーキング組スタート。子供や親子づれが多い。地元の人達か。

 そして10時10分前。
 スタート地点に参加者が動き出すので自分も着いて行く。こっちは歩きだから後ろの方がいいかな。

 そして、スタート。
 カウントダウンの後、ピストル(っていうのか?)の音と共にみんなが走りだす。
 自分はどうするかちょっと考えるが、いきなり下り道で歩きだすのもアレなんで登りになるまでは軽く走ることにする。

 ちなみに44kmコースはスタート地点からいったん下ってから折り返して登り道に入り、そこから他のコースに合流するような形になっている。
 ところどころ折り返しが入ってるのは距離を調整するためだろうか。
 その後、下り切って折り返しを登り初めた辺りでいつの間にか追い抜いていたはちみち屋さんたちと遭遇、いつ頃追い抜かれるかなぁ、とか思いつつこの辺から歩き始める。
 そしてスタート地点を越えて山の中へ。

 中へは入ったが……。

 坂がキツい。みんな歩いてるから怪しまれなくてこっちとしては好都合だが、それでもキツい。
 それと、雨降ってるのに沿道で傘持ってこちらに声を掛けてくれる人がアチコチにいて、逆に申し訳ない気分になる。
 まぁ、まだ始まったばかりで余裕はあるから適当に手を降ったりお礼言ったりはしたが。……まだこの時点では。

 それからは完全に登り道に入り、一つ目のチェックポイントというかエイド(とかいうらしい)を通過、更に細い道を登り続ける。
 自分も周りも歩いてるから逆にペースが掴めないというか、ついつい抜き去ってしまいそうになるんで慎重に登る。
 そして、気づいたら下り坂に。

 ……はいいが、あまりに坂が急なため無理に歩く方が膝やブレーキかけるのに体力がなくなると判断、危なくない程度に勢いにまかせて走り降りることに。
 ちなみに徐々に雨は激しくなっていたが、ビニール合羽が多少は役に立ったのか、それとも下り坂を走ってたせいかそれほど寒くなかった。
 で、「走るのヤだから早く坂終われ!」と呪いの言葉を呟きながら曲がりくねった坂を降り切った先に交通調整をするスタッフにもうすぐチェックポイントだと声を掛けられる。
 そして、何やら公民館のような所に到着。エイドに行ってペットボトルの水を補給してもらい、テーブルに並べられたリンゴやら梨やらを食ってエネルギーも補給。
 のんびりしてると時間がないんで出発しようとしたら声を掛けられる。
 振り向くとホラポス応援部隊のじじさんとかよちゃん。
 じじさんには「えらい早いなぁ」と言われたので「坂キツいからチョコチョコ走ったんで」と答える。
 そしてかよちゃんに写真を撮ってもらって再度、出発。
 途中でバス停で待ってる人や作業服姿の兄ちゃんたちに声を掛けられたり誘導されながら……。

 まぁた、坂かよ。

 てことで坂を登り始める。
 そこからしばらく行くと目の前には結構大きい門、右手には橋が見え始め、門に入る人と門から出て橋を渡る人達がいる。

 あぁ、中に入って距離をかせぐのね。

 ということで門をくぐり、更に建物の中に。
 そこには……。
 大仏が。
 それもかなりデカい。
 中では係員がいて、大仏を左回りするように誘導している。
 じっくり見てもいいんだがなぁ、とは思いつつも普通にグルっと歩いて回って外へ出る。
 出口近くにはエイドがあったが、おはぎとか食えそうになかったんでそのまま通過した。
 で、そのまま門に向かって歩き出すんだが途中の鉄製の網に足を滑らせかける。
 危ねぇ。歩幅を調整すんの忘れてたよ。
 その様子をすぐ後ろで見ていた人に「気を付けないと」と声をかけられたのでお礼を言いつつ態勢を整え、門を出て左の橋を渡り始める。
 橋も若干、傾斜してるのか足元には水が流れてる状態。
 橋を渡った後はまた坂道に。
 そこをひたすら登り、途中でエイドがあったんでりんごやら梨やらを食い、ペットボトルに水を入れてもらう。
 しかしまぁ、雨がよく降るなぁ。このままでは電機機器がヤバい。
 ということでエイドにいたスタッフのおっちゃんにプリンが入ってたであろう細長いビニール袋をもらい、そこにHT03AやらStreakやらを詰め込んでリュックに入れて、先を進む。
 とりあえずまだGPSログは残してるようだが、これからどうなるか。まぁ、途中で仕切れなくてもしゃあないな。
 エイドを乗り越え、更に坂を登り、ようやっとなだらかになって向こう側に下り? が見えてきた辺りでスタッフに左に行くよう誘導される。
 そっちから走って来る人がいるんでまたここで折り返して距離を稼ぐんだろう。
 ということで期待したのもつかの間、もひとつ更に坂を登る。

 ……あぁ、足痛ぇ。

 しかし、雨のせいか靴をピッタリのサイズにしたせいか足の裏に水ぶくれはなさそうな感じ。
 その分、5月の伊勢志摩よりはマシか。あんときゃ両足の裏がジンジンした状態で歩き続けたもんな。

 ……しっかし、折り返し地点は来ねぇな。2kmくらい行くんかい。

 ということで、20分くらい歩いてようやく折り返し。逆に道を下って行く。
 その途中、いつの間にか追い抜いていたはちみつ屋さん達が坂を登ってくる。
 どのくらいで折り返しかと聞かれ、10分ほどと答えてそのまま行き違う。
 しかしいつの間に抜いたのやら。あの急な下りを走った辺りか?
 と、また20分ほど歩いて元の地点に戻り、やっとの下り坂に。
 ちょっと行くとエイドがあったんで立ち寄ると素麺があったんで紙コップに3杯ほど食い、痛みだしてきたふくらはぎやふとももにエアーサロンパスを振りかけて出発。
 下り道はまだそれほど傾斜はキツくないので基本歩き、無理そうなトコは小走りに進む。
 その途中――

「ももぉっ!」

 と後ろから逸本さんに声をかけられる。
「足、大丈夫か?」
「ふともも痛いっスよ! ふくらはぎには気をつけてますけど」
「あんま無理すんなよ」
「明日休まないようにしないとねぇ」
 とか言ってる間に逸本さんは俺を颯と追い抜いてそのまま坂を走り降りて行く。
 その背中に、
「100レース目、完走がんばれっ!」
 と声をかけると両手を掲げてガッツポーズ。そしてすぐに姿が見えなくなった。

 気合入ってんなぁ。下りが得意と聞いてたような気はするが。
 その後も下り道を基本歩きで行きながらグネグネ曲がった道をようやく下りきった辺りに休憩所があったんでトイレに行って先に進む。
 そこからはほとんどまっすぐの道を行き、しばらく歩くとエイドが。
 だんだん寒くなってきたし、水も結構飲んでるんでもう一度トイレに行って何か食おうとエイドの方に向かうと三度はちみつ屋さん達が。
 お疲れ様~の声をかけて時間を聞くと現在、2時半。残りの工程を考えても十分に19時にはゴールできるだろう。
 しばし会話をして、自分がほとんどエイドには寄ってないと言うと「せっかくやからゆっくり食べていき」と言われたので休憩がてら適当にあるものを食ってる間にはちみつ屋さん達は出発していった。
 適当にもの食って足にエアーサロンパスを振りかけて再び出発。
 その後もなだらかな下り道を行ったような気がするがあんま覚えてないなぁ。
 で、ようやく平地辺りにたどり着き、係員に誘導されて道を横断した辺りにエイドがあるが、面倒なんでそのまま素通りして今度は平らな川沿いの道を行くことに。

 しかし……。

 道は平らなのはいいが風が結構吹いてるし、川沿いだから遮るものがないんでわりかし辛かった。
 足はようやく? 水ぶくれができ始めたのか左足の裏がジンジンしてきた。
 が、その前に太ももの前後ろが痛いというかダルい。まぁ、筋肉痛になってないだけまだマシか。

 ちなみに。
 このマラソンだけには限らないのかもしれないが、この大会にもちょこちょこコスプレをして走ってる人がいて、この辺りでは自分は頭部にペンギンらしい黄色いくちばしのついた青色の全身タイツの人がだいたい近くにいるような感じで歩いていた。
 てか、あれきっとプリニーなんだろうな、と思いつつ。

 そんなこんなで足の痛さやダルさを覚えつつも歩き続け、何やら建物らしきものに人が集まってる。てか、車もいるし。邪魔だよ、避けるのめんどいし。
 その建物にそって左に曲がるとテントが見える。が、特に食い物は置いてなかったような。
 てことでそのまま道をまっすぐ進んで行くとまた徐々に坂道に……。
 まぁ、またこれがキツかった。
 両足がすっかりダルダルの状態でわりかしな坂道を黙々と歩く。
 周りを見ても人は、ポツ、ポツと見えるくらいで、たまに後ろから走り去っていく人がチラホラ現れるくらい。
 ちなみに自分の目の前には長いこと、幼稚園児らしきコスプレが歩いてた。

 そういやぁ、逸本さん以外の100kmの人たちってどうしてるんだろ。気が付かないだけで抜かれてるのかねぇ。

 ダラダラ歩きながらそんなことをふと思う。まぁ、人のことを気にしてる場合でもないんだが。
 そうして登り坂を歩いていて、ふと気が付くと何やら左側の道端に小さい立て札のようなものが並んでいる。
 よく見るとゼッケン番号と名前、そしてメッセージが書かれている。
 へぇ~、メッセージねぇ。みんなそんなの書いてるんだ。何年前なのかねぇ。
 と思ったが、よく考えりゃそんな昔の看板が今残ってる訳ないわな。
 しかし、俺そんなメッセージなんて書いたっけ?
 しかしまぁ、その看板を眺めつつ道を行くと気晴らし? にはなるわな。あれこれ考える頭もすっかりなくしてるし。
 そうやって看板の列を見ながら歩いているうちにどうやら完全に雨が止んだらしい。
 この調子だともう雨も降りそうにないだろう、ということで歩きながらビニール合羽を脱いでリュックに詰め込み先を進む。
 そうこうしてるうちに自分の看板が目に入ったが、全然見覚えのないメッセージ、というかこの途中さんざん見た文句だったんでやっぱ書いてないよなぁ、と再確認。
 しかし、書類で申し込んでたらメッセージ欄があったんだろうか?
 疲れてよくわからん頭ではちんぷんかんぷんであった。

 そんなこんなで曲がりくねった道端にスタッフを発見。ここからもうちょっとでエイドがあるとのこと。
 とはいえ、ここから張り切って歩いていく余裕もないのでそのまま普通に歩き、坂の頂上辺りに簡易トイレとエイドが見つかった。
 ここが39.5kmらしいので後、4.5km。この調子なら1時間ちょいでゴールか。
 そしてここが最後のエイドと言うことで果物やらジュースやら飲み、またトイレ行ってからゴールまでの下り坂を進む。
 後はまぁ、ダラダラと下り道を行くだけだったんだがゴールが近づくにつれて道端に応援の人たちがだんだん増えて行く。雨もすっかり止んでるしね。
 しかし、雨が止んだせいか今まで経験のしたことのない40kmを超えたからか、さすがに両足裏に水ぶくれができたようで両足がジンジンし、更に足も疲れてダルダルの状態で道を行く。
 そうして歩いていくうちに小学校らしき建物が見えてくる。

 ゴールが近づいてくるのはいいんだが、まさか校庭を一周しろとか言うんじゃあるまいな?

 とか、やや嫌な予感をしつつ更に行くと道の両脇に人が一杯。歩いてる自分にみんな声をかけてくれる。
 こうなると、走らないのも申し訳ないかな? とか多少は思いもしたんだが、ここまで来たら最後まで歩き切るか、と思い直しそのまま歩いて小学校の中に。

 …………。

 入ったはいいが。
 校庭は雨ですっかりグチャグチャ。
 そんな思いっ切りぬかるんだ場所を靴をドロドロにしながらゴールであるらしいゲートへと向かう。
 つか、最後の最後にこりゃないだろ! ゴールする感動もクソもねぇよ!
 てか、今思い出したよ! 俺、帰りの履物持って来てねぇ!
 で、なるべく靴が汚れないように(無論、手遅れだが)おっかなびっくり歩いて行くと目の前にはゴールロープ? とその周りに中学生らしきスタッフが4、5人、自分を待ち構えている。
 でまぁ、別にそのまま歩いて通り過ぎてもいいんだが、せっかく待ちかまえてくれてるんで一応、最後は小走りでゴールした。
 何か、タオルをかけてくれたような? 気がするがもうすっかり忘れてるわ。
 で、そこからゲートを潜って、測定用のチップを外して回収してもらってから奥の方に向かうと豚汁かお汁粉を配ってたので豚汁をすすり、ようやく一息つく。
 よく考えれば普通に何か食うのはこれが朝食以来だな。こういう時にはあんま食わないから気にはならないが。
 そっから後は重い足を引きずるようにして荷物の受け取り場所に向かい、体育館の中に入ってやっとこさ腰を下ろしてしばし休憩する。
 周りには同じく走り終えて着替えてる人や帰りの時間まで休憩してる人で一杯。
 ちなみに着替え場所は狭いんで、廊下などの至る所に人がいて思い思いに休憩していた。
 しばし休憩して落ち着いてからまずはリュックから電子機器その他を詰めたビニール袋を取り出してHT03AおよびStreakの無事を確認し、タオルで拭いてカバンに詰めてからもっそりと着替えを始める。しかし足痛いわ。
 一通り着替えて携帯を取り出し時間を見ると、17:40何分。
 そういや風呂が入れるチケットがあったよなぁ。帰りのバスは19:30だからまだ余裕あるよなあ。
 ということで先にゴールしてるであろう逸本さんにメールで確認する。
 10分ほど待って人がまた増えだしたんでとりあえずその場を離れ、体育館の外に出ようとすると……。

 何か、雨降ってるわ。
 それに暗くなり始めてるし、これからゴールする人は大変そうだなぁ。
 とりあえず、帰りのバスが何時くらいに来るのか確認すると19:15だそうで。今は18時を越えたくらいだから時間的にはちょっと厳しいかなぁ。風呂まで送ってくれるバスもそんな本数ないだろうし。
 とか考えつつテントの中で思案してると携帯がなる。逸本さんだ。
 これからどうするという話になり、ホラポス応援部隊のかよちゃんと合流して温泉に来て、帰りは車で送ってもらえば、という話になったのでとりあえずかよちゃんを探して回るがゴールの近くのテントにはいなさそう。
 なら体育館の方? と思いつつ校舎に向かうとそこの階段の上で傘を持って立っている、かよちゃん。
 向こうも俺の顔を見つけたらしく、声をかけてくれる。
 そして、さっきゴールした亀おやじさんの車で温泉まで連れて行ってもらえる、ということに。

 …………。

 ということでゴールして着替えのすんだ亀おやじさんの車に乗せてもらおうとした辺りで、小学校の方から放送の音声と共に一斉に花火が鳴り響く。
 あぁ、そういや19時になったら花火やるとか言ってたな。
 結構、数飛ばしてる花火を見つつ車に乗って温泉に送ってもらう。
 ……のはいいんだが、えらい会場から遠い温泉に行ってるんだな。つかこれ、ハチ北の泊まってた宿の方なんじゃね?
 てことで20分ほど車に乗って温泉へ。そして逸本さんはそのまま亀おやじさんの車で帰っていった。
 その後、自分は温泉にゆったり浸かり多少の行き違いはあったものの、おしょうさんの車で大阪駅まで送ってもらい、そこから地下鉄で新今宮、そこから春木へと。
 後はダラダラと家まで歩いて帰り、着替えを洗濯カゴに放り込む。
 そこから何してたっけ。バンテリンとか足に塗ってから寝たんだっけ。さすがに覚えてない。
 こうして、この二日間が終わったわけだが……。
 いつもよりヘトヘトになりつつも、

「好き勝手歩き回れねぇのは、面白くねぇ」

 と改めて思った次第であった。
 まぁ、40km越えはしたし去年の伊勢志摩ツーデーウォークのリベンジは達成したから、もういいだろこの手のは。
 ってのが実感である。
 ただ、晴れてる時の村岡が見たかったというのはあるが。
 何せ雨で今回は全然写真撮ってないんで。

 後、今回は珍しくStreakでの測定がダメだったのでHT03Aの2つの記録を繋ぎ合わせてみた。
 ということで、GPSログ
[PR]
# by atumomo | 2012-09-30 23:17 | ウォーキング
 え~、伊勢志摩ツーデーウォークの1日目は両方の足の裏が水ぶくれでしかも破裂した状態で何とか33kmを歩き終え。
 その後、重い足を引きずるようにして片道2.5kmの道を買い出しに行って帰り。
 しかし気力的にはそれほど萎えてもなかったんでそこからのんびり風呂入ったりビール飲みつつまったりしたり、最後は日記を書いたりしてた訳だ。
 結局、寝たのは日が変わってからのような気がする。

 そして。

 起きたのは前日に引き続き、5時過ぎ。
 やや眠いんだが外は普通に明るいんだからしょうがない。
 ということで足の裏軟膏、足全体に筋肉痛の薬を塗って朝飯、そこから宿を引き上げる準備をして舟を出してもらう時間まで待機。
 んで、時間になるまで無線LANでネット見たりして、時間になったら玄関に降りて宿の清算、そして船乗り場まで送ってもらい前日同様会場へ向かう。

 足取りは……。
 決して軽くない。が、薬が効いてるのか足の裏にそれほどの痛みはない。筋肉痛もほぼなし。天気も曇りなんで昨日よりは快適だろう。
 てことで会場について再び待つ。
 そして開会式だか出発式だかが始まるんだが、志摩市の市長は熱心に観光地の説明はするわ、ウォーキングの何たら会長の話は去年同様に長いわ、おまけにウォーキングの表彰式だかもやるせいで出発時間は大幅に遅れ。
 ……え~、結局出発開始したのは20分遅れの08:20だったかな。
 ということで順番に会場を後にして33kmの道を行くことに。
 前日の1日目のコースは大ざっぱには会場の志摩マリンランドを基点として下側、2日目の今日は上側となっており、去年のコースとはおおよそ逆になっている。
 ということで昨日行った大王崎は去年の2日目のコースに入ってたし、今日行く阿児の松原や伊雑宮は去年の1日目に歩いてたりしてる。
 とまぁ、そんな訳でそれなりに見覚えのある道をゆるやかに歩きながら阿児の松原に着いたのが10時前。
e0270645_1311717.jpg

 そこから海岸に沿って北上、海岸の尽きるパットゴルフ場の辺りでチェックポイント。
 さらにそこから山道に入って北上、距離は短いが船に乗るとかでどっかの港まで歩く。
 ちなみにこの時点では足の裏の痛みはやや復活。てか昨日寝てる時に乾かした足の裏の皮が汗と体液とでまたズルズルになったんだろうなぁ。
 何だか気味の悪い状態で歩き続ける。特に山道に入ってからはアップダウンが繰り返しあるんで大変だったな。歩けないほどではないが。
 ということで船に乗る第2チェックポイント三ヶ所船着場着。そして待ち合わせてる船に乗り込み向かい岸に。

 …………。

 って、もう着いたのかよ! 5分ちょいくらいか乗ってないんじゃね?
 そんな訳で多少は休憩できるかと期待したのもつかの間、再び歩き出すことに。
 ちなみに。
 船に乗る前に港にいた人に土産か何か知らないが青さのりをもらう。何でも水に浸けると10倍に増えるそうだ。まぁ、海藻は割りと好きなんで帰ったら適当に食おう。
 で、そこから10分ちょい歩いて昼飯食える場所に到着。前日、キツい思いをして仕入れたパンをほお張る。って、別に急いで食うこともないんだが。
 昼飯を食い終わり、足の裏の具合はどんなのかな? と右足の靴下を脱いだら、すっかり昨日の足の裏の皮がブヨブヨな状態に。夕べの状態からすると右側はまだマシな方なんで左側はもっとズルズルなんだろなぁ、とあまり見る気にもなれんかったんで再び靴下と靴を履いて出発する。

 ……が。
 ちょっと行ったところですぐに結構な坂道が。
 そしてややうんざりしつつ歩いていると妙に前傾姿勢のおじいちゃんが後ろから近づいてきて、そのまま俺を抜いて歩き去って行く。
 あのスピードだと多分、普段俺が歩くのより速いだろうなぁ、とか思いつつおじいちゃんを見送る。とするとあの前傾姿勢も腰が曲がってるというよりはむしろレース用のモードか何かなんだろうか? う~ん、奥が深い。
 とか変な関心をしてると急に左のふくらはぎに違和感、というかひきつるような感覚が。

 その瞬間――、去年1日目の嫌な感覚がよみがえる。
 あぁ、そういや去年足がつったというか、肉離れを起こした時もこんな感じだったよなぁ。とするとここで下手に座ると去年の二の舞いになりそうだ。
 ということで一旦、そこで立ち止まって用意してたエアーサロンパスを取り出し、ズボンをめくってふくらはぎ全体に吹き付ける。
 去年は最終的には両足のふくらはぎがつった状態になったんでついでに右側のふくらはぎにも吹き付け、慎重に歩くのを再開する。

 その後、アップダウンを繰り返す道を午前中より慎重に歩き、スペイン村を横目に見ながら歩き続ける。
e0270645_13124037.jpg

 その途中、ようやく海辺に近い所に行き着いたんで位置を確認しようとHT03Aを取り出すと……。

「バッテリーがなんたら。充電してください」

 の表示が。
 慌てて予備バッテリーを取り出して充電を開始するが、GPSログの取得はそこで中断されているようで、Endomondoは初期状態を表示していた。
 ……あぁ~、そういや4時間がメドだったな、バッテリーの持ちは。そう考えると昼飯食った辺りで予備バッテリーを繋いどくべきだったな、と思いはしたが後の祭り。仕方がないんで再びEndomondoを起動させ、歩き始める。
 ちなみに、前日同様DELL Sreakでも山路ロガーを使ってGPSログを取っているのだが、こちらはまるで電池が減った様子もなく画面表示こそ何km歩いたかステータスバーをめくるとわかるくらいだが何事もなく記録し続けていた。
 優秀だなぁ。今度からHT03Aにも入れておくかなぁ。

 その後、近鉄の志摩磯辺の駅手前で北上して伊雑宮を通過して最終チェックポイントに到着。
e0270645_13133117.jpg

 ここは去年の1日目に昼飯食った場所。おそらくここから去年、リタイアしたであろう場所の近くを通って一応のゴールである志摩磯部駅に到着。後は何故か電車に乗って? 賢島駅近くの会場に戻ることになってるようだ。
 そんな訳で気合を入れるように両足のふくらはぎにエアーサロンパスを振りかけて歩くのを再開、慎重にゴールを目指す。

 そこからしばらくは下り坂。
 そして広い道が見えたかと思うとそこがエラい上り坂。
e0270645_13142824.jpg

 あぁあぁ、そういや去年、この道を張り切って登ったよなぁ。それで疲労が溜まって足つったんかなぁ。

 ……いや。
 よく考えたら足がつりかけてたのは確かだが、リタイアする直接のきっかけは足の裏に違和感。っていうか靴下がズレまくってるのを直すために座りこんだのが直接のきっかけだったなぁ……。
 とすると、去年も始まりは足の裏に水ぶくれができそうになってたせいなのかもしれない。ん~、やはり足に合った靴を選ばないとダメってことかなぁ。安物じゃなくて。

 とかつらつらと考えながらゴッつい坂道を登りきり、下り坂に入る。
 辺りに人はほとんどいない。15km先くらいに5人ほど、そしてすぐ後ろに1人。
 後はちらほら車が行き交ってる程度。先を行ってる連中はもうゴールしてるんだろうなぁ。とはいえ去年のようにスタッフの自転車も見あたらなので最後尾ということもないだろう。
 後ろにいるのは邪魔だからとっとと抜いて行って欲しいんだが、向こうも自分と同じくらいのスピードで歩いてるのか距離が縮まる様子もない。
 そのままの状態で下り坂を進み、トンネルへ。
 せっかくだからトンネルの写真を撮ってから中に。
e0270645_13153981.jpg

 結構、長いトンネルでその中をえっちらおっちらと歩く。そういや、自分の前にいた5人ほどは途中でコンビニに立ち寄ってたんでいつの間にか抜いたような状態になっていた。だもんで目の前にはもう誰もいない。
 そんな中を歩いていると途中で左目の様子がおかしいことに気づく。
 右側が明るくて左側が暗いせいか? 何故だか妙に左目がぼやけて見える。

 ――そんなとき

 背後から妙な声――うなり声?――がする。
 車の音か? とかラジオでも流してるのか? とか思ったが車が近づいてくる気配もない。
 なら、なんだ? この声は?
 とか思ってると自分のすぐ右横にニュッと細い棒のようなものが。
 そして自転車に乗った人間が視界に入る。
 あぁ、こいつらの誰かが何やら歌ってるのか。
 とか思ってる間に釣竿を持った人間の乗った自転車が3台、自分の横を通り過ぎて行く。歌は一番後ろの奴が歌ってたようだ。だが、何の歌なのかはわからない。
 その後すぐ、割りと長いトンネルを抜けて左手に曲がりつつ道を下る。

 それからしばらく行くと右手に目印の道の駅志摩が見え、すぐ向こうに軽トラックとスタッフが見える。
 その人の誘導でまた更にすごい傾斜の下り坂が見える。

 あぁ、ここだよ。去年リタイアしたの。

 とは思うものの、別段何の感慨もなく重い足を引きずるようにして去年、座り込んだ地面を素通りしてふくらはぎがつらないよう慎重に下り坂を降りて行く。

 ――ま、一区切りはついたよな。

 そこからは駅まですぐそこ? とか思いつつ下り坂を歩いてたんだがなかなか駅は見当たりそうにない。
 そうこうしてる内に自分よりちょい若いカップルがすたすたと自分を抜いて行く。
 ちくしょう。まだ元気たっぷりだなこの野郎。とか思ったが、今更焦って去年の二の舞いはゴメンだし、何よりこれ以上速く歩けそうにもないんで抜かれるまま見送る。
 ちなみに自分のすぐ後ろを歩いてる人はまだあまり変わりない距離を保ちながら歩いてる。微妙な感じだな。向こうも俺を抜きたいが抜けないとか思ってんだろうか。

 結局。去年の思いでの場所を通過して20分ちょいほどかかって志摩磯部の駅に到着。
 1日目は33kmを6時間半弱、2日目は同じ距離を6時間50分ほどかけて歩いたことになる。
 んまぁ、一応のゴール? で安心したのか足の裏の痛みがぶり返してきたよ。
 とか思いつつ駅の中に入るために階段を登り(これがまた足取り重いんだ!)、ホームにしゃがみこんで電車を待つ。
 その後、10分ほどで貸し切りの特別列車が到着。ようやっと椅子にゆったり座って人心地着く。
 そして水やドリンクを飲んで喉を潤してからおもむろにHT03Aを取り出して帰りの特急の時間を変更するべく近鉄のHPを除く。
 帰りの特急の予約は夕べ、予定到着時間を16時に想定して17時辺りの特急を用意してたんだが、実際に到着したのは15時過ぎなんで1時間速めることに。つぅか、2時間も待ってる場所ねぇよ。疲れ果ててるし。
 ということで何故かなかなかログインできず苦戦したものの、特急の時間変更は無事終了。そしてその辺りで電車も賢島に到着した。

 ……は、まぁいいんだが。
 ここからまた歩くんかよ、会場まで。
 面倒だからもう帰り支度するか、とか思いつつも再度重い足をひきずるようにして坂を登って会場の志摩マリンスタジアムへ。
 そしてゲートを潜ってゴールのスタンプと修了証? をもらいそのまま駅へ引き返し、駅の2階に用意された荷物置き場で荷物を受け取って帰り支度を始め……、って。着替える場所も用意されてるんじゃなかったっけ? とか思いつつもそれっぽい場所がないんでしゃあなくジャージ姿のまま1階に降りて帰りの飯等を買い込んで駅の中に入り、電車が来るまでしゃがみこんで待つことに。

 そして20分ほど後――

 ようやく電車に乗り込んだ俺は買い込んだビールを空けつつ1日目に大王崎付近で買い込んだ食べる鰹節、つぅか鰹の燻製をつまむ。

 う~ん、疲れた後のビールはうまい! ついでにこのつまみも酒にあってうまい!

 ということでさっとビールを空けて後は焼酎の水割り缶をチビチビ飲んでるトコ辺りで電車が動き出し、一路大阪へ。
 ちなみに志摩磯部の辺りにいたスタッフが自分で通過した人間を数えていたのか俺が通る時に97番目だ、とか言ってた。確か申し込みベースで今日の33kmが200人くらい参加してたらしいんでだいたい半分近い? くらいでゴールしたことになる。
 まぁ、今回は確実に歩き切るのが当初からの目標なんで特にどうこうはないが、もっと遅い方だと思ってたんでちと意外ではあった。
 それから電車の中であっさり酒を飲み切ったが追加購入も無理なんでそのままネットとかを見ながら上本町に着いたのが18:40ごろ。
 そこから地下鉄で天下茶屋まで行って南海に乗り換え、駅から家まで歩いて帰ったのが19:40分ごろ。
 で、風呂にゆっくり入って足中に薬塗って酒を飲み直したが途中でクソ眠たくなったんでそのまま寝て、この日は終了。

 ってな感じか。
 ちなみに月曜はふくらはぎがパンパン、かつ寝てて乾いた足の裏の皮はまたブヨブヨになってたんで1日裸足とサンダルで過ごす。
 ということで今回の伊勢志摩ツーデーウォーク編、終わり!

2日目のGPSログ
[PR]
# by atumomo | 2012-05-31 13:19 | ウォーキング